みなさんこんにちは~
今回は「産後クライシス」について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
産後クライシスってなんだ?
産後クライシスを知らない方々のために簡単に説明しますと次のようなものになります。
産後クライシスとは妻が子供を出産後、2~3年といった短い期間の間に夫婦仲が悪化してしまう現象です。
子供を出産後に夫婦仲が悪化してしまうというのはよく耳にしますよね?
しかし一時的にならまだしもこの関係がいつまでも続くようなそんな夫婦も存在します。
そうなれば離婚問題に発展することだって十分に起こり得ることなのです。
ではこの産後クライシスが起きる原因はどこにあるのでしょうか?
産後クライシスは現実逃避をしたがる夫婦の気持ちが形となって現れたもの
産後クライシスが起きる原因を突き詰めていくとそこにはいろんな問題が浮き彫りになってくるものです。
夫と妻、それぞれに言い分はあると思います。
夫側の言い分としては・・・
- 初めての子育てで何をどうすれば良いのか分からない。
- 仕事でへとへとに疲れ果て帰宅してまで子育てに専念できる気力も体力も残っていない。
- 妻が子供にばかり愛情を注ぎ自分には全く関心を持たなくなってきた。
- 妻の言うこと全てが責任となってのしかかり重い存在に感じる。
- 子育てが忙しいからと家事をおろそかにするようになった。
これに対して妻側の言い分としては・・・
- 夫がまるで子供の面倒を見ず寝転がってゴロゴロしている。
- 夜中の授乳で数時間ごとに起こされ睡眠不足で疲労が抜けない。
- 夫が育児の大変さをまるでわかってくれない。
- 毎日毎日、慣れないことの連続で精神的ストレスもかなり溜まっているのに思いやりの言葉さえ何一つない。
- 夫は外での仕事、妻は育児をすることが当たり前だと思っている。
このように夫は妻に対して、妻は夫に対して言いたいことは山ほどあるのです。
しかし、ここで一つだけ言えることがあります。
それはあなた方夫婦は今の現状から現実逃避したがっているだけではないのか?
ということです。
夫がだめだの妻がだめだの、あれはきついこれはきつい、自分の思うようにならない!
こんな自分だけが苦労する育児なんて絶対におかしい!
こんなことを思っているはずです。
そんな夫婦の現実逃避したがる気持ちが形となって現れたもの、それこそが産後クライシスなのです。
大人数の子供達を育て上げた昭和の母たちの姿を見よ!
子育てを行うにあたって不満がありちょっと自分が苦しくなれば夫に、そして妻に当たり散らしたり好き勝手な行動に出ようとする。
これが本当に子供の親としての姿なのでしょうか?
昭和の時代を遡ってみれば今の世の中とは比べ物にならないぐらい恵まれず貧しい生活の中、夫婦で子供をしっかりと育て上げてきたのです。
しかも昔は大家族の家庭がほとんどでしたので8人、9人子供を抱えた家庭が当たり前の時代でした。
そんな親の背中を見て育ってきた子供達こそ私たちの父親であり母親ではないでしょうか?
みなさんのご両親はどうですか?
今よりももっと大変で紙のオムツもなかった時代にあなた方を愛情をもって育て上げてくれたのではないでしょうか?
そんなご両親を振り返ってみて産後クライシスなんていう場面があったでしょうか?
おそらくほとんどなかったのではないかと思います。
時代は変われど子供に対する愛情はどの時代においても同じはずです。
それなのに現代の夫婦はいつのまにか自分の考えを優先するあまり相手に対する思いやりが欠如し子育て一つ満足にできない家庭になりつつあるのです。
現実は厳しいもの!その厳しさを乗り越えた先に夫婦の幸せがある!
夫婦で子育てをするといった厳しい現実は夫婦であるからこそ訪れるものなのです。
この局面に夫婦でどう向き合い、支え合って行くのか?
夫婦どちらかの協力が欠けた瞬間、この均衡は崩れ去って行く事でしょう。
日々の小さな不満がやがては溜まりに溜まって大きな不満へと変化していくものです。
産後クライシスはどの夫婦においても起こり得る問題。
しかしこの問題を作り出している根本的な原因は他の誰でもない夫婦である夫であり妻自身なのです!
産後クライシスは子育てを経て成長する父親・母親への試練と言っても過言ではないでしょう。
子育てに直接することが出来ずに現実逃避をしたがるような夫婦には産後クライシスがなくなり幸せを迎える瞬間などいつまでたっても訪れないことでしょう。
コメント一覧
こんにちは。
NTです。
産後クライシスとは最近聞きますが、あまり好きな言葉じゃないですね。
産中や産後が大変なのを言葉をつけて区別してる感じなので。
子供を生んで育てるのはすべからく大変ですから。
だから夫だけでなく親やはたまたご近所さんを巻き込んで乗り切ったのだと思います。
私の子供の頃とかもよく隣の外人さんの家に遊びに行ったり、隣の隣の的屋とかご近所さんに見てもらったりしてました。
昔は今みたいに「近所がどんな人かわからない」が少なかったのでその辺で遊ばして親が目を離すことができたのでしょう。
昔でも私みたいに保育園を脱出したり、マンションの外壁にしがみついて一周したり、遊んでたら高さ3メートルくらいから落ちて骨を折ったりしてた子供もいますが。
姉の子供が産まれた後も姉が遊びに行く間、受験勉強の合間によく子守をしてました。
大変なのが当たり前じゃなく、大変だからみんなでフォローしていたのではないでしょうか。
今だと親やご近所さんの協力が難しいので楽できるところはとことん楽してもいいと思います。
私の姉もそうでしたが産後の精神不安定さにできて当たり前とか言ったプレッシャーは想像以上に女性の「皆できるのに何で私はできない」と強迫観念にかられます。
終いにはあんなに可愛いと思っていた子供に冷たくあたるようにまでになってしまいます。
一番追い込まれていた時期、姉は子供を〇〇とも考えてしまっていたようです。
姉も18歳で若い事もありますがどんな年齢でも多かれ少なかれそういう事はあると思います。
その時は実母が無理矢理子供を引き離し「今は子供の事は忘れて友達と遊んできな❗」と兎に角気分転換をさせました、そのあとも定期的に気分転換させていたようです。
そのお陰でその間、私が甥っ子の面倒を見るはめになりましたが。
オムツについても最初は布オムツで姉も布オムツにこだわっていましたが、実母の方が「紙オムツの方が清潔で楽」と言う理由で紙オムツになりました。
産後クライシスもですが周りの「昔はみんなやってた」「昔の方が大変だった」「大変なのは当たり前だから」と言った産後の女性を追い込むのは個人的にあんまりいいと思いません。
気がつくと朝のニュースに載ることになるかもしれません。
楽していい!みんな完璧にできない!子供はみんな可愛いとは限らない!かわいくない時もある!失敗してもいい!の精神がいいかなと思います。
こんにちは~
長文サンクスです。
お姉さんも大変でしたね・・・
しかし家族の支えがあってこそ今があるのではないでしょうか?
NTさんの言われるように最近は自分の子供に対して愛着が持てない夫婦達もいるみたいで・・・
世の中がどんどんおかしな方向に進んで行っているような気がしてなりません。
40年前と今とでは子育てに向かい合う夫婦の価値観が違うような気もします。
自分が歳をとったと言えばそれまでですが以前はなんかこうどの家庭でも「親の温もり」を感じたような・・・
少し思い出補正が入ってしまっているのかもしれませんね。
返信ありがとうございます。
長文失礼しました。
今でも親の愛情の根本は変わらないと思います。
取り巻く環境が変わったのだと思います。
少なくとも3~40年昔は痛ましい報道がこんなにあったわけではないし、ネットもツイッターもないので子育て批判も公共の場にこんなに無かったと思いますし。
とりあえず、子育て世代がご近所さんの利用をしやすいよう、町内会HP化や活動に気軽に参加してもらえるように間口を広くしたいです。
私が町内会に参加した理由もそれですから。
大人が次の子供のために少しでも良い世の中を渡すことが出来ればと思います。