離婚、それは夫婦が「もうこれ以上、婚姻関係を継続し難い事態」に陥ってしまい戸籍上の夫婦の関係を解消することを言います。
そう、要約すれば夫婦関係が破綻することです。
もう一度、いいます。
夫婦関係が破綻、終わりを迎えることです!
しかし近年、この離婚に伴う当たり前の概念が崩壊しつつあります。
それが・・・
離婚しているにも関わらず夫婦の関係が仲良し!
と言ったような奇妙な関係が実在するのです。
離婚して夫婦ではない?
それにも関わらず仲良し!?
仲の良い夫婦関係を維持できるのであれば離婚する意味なんてないですよね?
今回はこの全くもって意味不明でありえない「離婚後の仲良し夫婦」について紐解いて考えてみたいと思います。
離婚しても仲良しな夫婦関係でい続ける理由とは?
実はこの離婚しても夫婦が仲良しでいられるには大きく分けると2つのパターンが存在します。
- やむを得ず離婚することでそれぞれの人生を尊重する
- お金に目がくらみ離婚し国から支援金を受け取る
1つ目のやむを得ず離婚せざるを得ないケース。
これは芸能人なんかを例に見るとわかりやすいですよね?
お互いに仕事が多忙で結婚し夫婦でいるにも関わらず「夫婦で一緒にいられる時間がない」のです。
そんなものどちらかが仕事を辞めればいいんじゃないの?
確かにそんな意見もあることでしょう。
しかし実際問題、生き方を決めるのは当の本人であり、夫婦の意見が合致すれば「戸籍上の夫婦」と言った形だけの離婚を重視するよりも「お互いが自由な生き方をしつつお互いを助け合う」と言った選択をする場合もあるのです。
お互いの社会的立場や個人の主張を尊重した上での離婚。
そんな離婚は離婚後も仲良しな関係を維持できると言えるでしょう。
まぁしかし・・・一見すると綺麗ごとのようにも思えますが戸籍を抜いた時点で夫婦の関係は消滅してしいますので離婚後もこの関係を継続して行くことは非常に難しいと言えます。
あえて言えば子供のために離婚後もその子供の両親として最善のバックアップをしてあげられる存在にあり続けることは不可能ではないでしょう。
お金に目がくらみ離婚をすることで人は楽な道を選択する
2つ目のお金に目がくらみ離婚してしまうケース。
この場合ははっきり言って最低です。
簡単に言えば以下のような例ですね。
- 夫のことを生理的に嫌いになったと言うだけで適当な理由をこじつけ離婚し母子手当や養育費を得るケース。
- 本当は夫婦で仲が良いにも関わらず生活が苦しいと言うだけで離婚し国から離婚に伴う支援金を得るケース。
どちらも最低でろくなものじゃないですよね?
しかし・・・
世の中にはいるんですよ!
この手の人間が!
夫婦でいることの自覚なんて薄っぺらなもので離婚し楽な道が目の前にあるならば困難な道を避けその楽な方を選択しようとします。
夫の気持ちを踏みにじり、子供の身になって考えようともせず自分の価値観だけで安易な離婚を選択する。
ましてや離婚して母子手当をもらっているにも関わらず平気で隠れて元の夫婦で会い続け、休日は家族で外出したりひどい場合になると頻繁に会おうとする。
こんな恥ずかしい人間もいるものです。
このような場合、離婚しても仲良しなのは当たり前ですよね?
だって元々が夫婦仲が悪かったわけでもないのですから!
以上が離婚しても夫婦が仲良しでいられるからくりです。
同じ穴の狢(むじな)とはよく言ったものですが人間、ここまで成り下がってしまっては救いようがありません。
世の中にはこんな夫婦も存在するのです。
さいごに
離婚しても仲良しな夫婦関係でいられるなんてありえないことかもしれませんが今はこの手の夫婦像は確かに多くなって来ているものです。
あなたの周りにもよ~く観察してみることで「離婚しているにも関わらず仲の良い夫婦」がいるかもしれませんよ~
お互いの人生を尊重した前向きな離婚であれば人によってはそれもありかもしれません。
しかし、なんだかんだ言っても離婚は離婚です。
夫婦関係を解消するのは自分達で決めることです。
戸籍を抜けてそれぞれの道を歩むと決めた以上、それは本当は離婚した時点で仲良しな夫婦とは言えないものかもしれません。
夫婦生活はいくつもの思わぬ障壁と向かい合う試練の場です。そんな問題を夫婦で解決できてこそ「本当の夫婦」に成長していくのです。
夫婦の関係は夫婦でいるか離婚し他人になるかの二つに一つ。
離婚した時点で夫婦の関係が解消される以上、離婚後も仲良しな夫婦関係など存在しないのですから。
コメント一覧
こんにちは、いつもサイトの更新を楽しみにしています。
NTです。
タイトルと内容を読んで、自分の姉を思い出しました。
姉は長女で22歳ごろに結婚して子供が3人、今は離婚して実家の近くに住んでいます。
離婚の直接的な理由は姉の浮気です。
子供が家にいる状態で、風邪を引いた若い男を連れ込んでいました。
旦那は「そんなことをする人だとは思わなかった。今後夫婦として生活していく自信がない。」と言っていました。
両親(母)は「抵抗力のない子供がいる家に、風邪を引いた男を連れ込むなんて考えられん!!もし子供に移ったらどうするんや!!!!しかも旦那がいる状態で浮気なんて人として最低や!!」
と言っていました。
長女には長女の言い分があるようですが、経緯が経緯なだけ一時期(3年ほど)親戚一同から総すかんをくらっていました。
離婚後はお互い自分の生活をしながら、定期的に旦那が子供に会って生活をしています。
子供を見ていても父親に対して嫌悪とかもないようで、結婚していないだけの普通の夫婦みたいです。(実際は離婚をしていますが)
姉と旦那も普通に交流をしているようで、二人で子供を育てている感じはしました。
旦那は私の両親とも今でも仲良くしています。
離婚後何年か経った後、姉は旦那の借金を肩代わりしようと自分の友達たちからお金を無心するくらいには信用しているようです。(その件はその件で実家の方で色々ひと悶着がありましたが)
個人的には自分勝手に浮気した姉によく旦那はそんな献身的にできるのはすごいと思いますし、義理の兄として今でも尊敬しています。(お金は貸しませんが)
もう一人の姉(次女)はそんな夫婦を見て、「似たもの夫婦や」と嘲笑していますが、、、
父曰く「人生は人それぞれなるようになる。子供の数だけ人生がある。おもろいやろ人生は。」
と言っていました。
そんなことを思い出しました。
NTさんこんにちは~
お姉さんが不倫・・・身内だとなんとも複雑な心境ですね。
お姉さんの旦那さんはやさしい人なんでしょう。
出来れば離婚することなく夫婦仲よく子供達と円満な家庭を築きたかったことでしょう。
しかしNTさんのお父さんの言う通りかもしれません。
人生は人それぞれであってこそです!
それが良いも悪いも全ては自分で決めてこそです。
本来であればどう見ても夫婦関係が崩壊しているにもかかわらず離婚を切り出す勇気がなく長い人生を棒に振り老いた先に後悔する人生だってある。
「離婚はするべきではない!」と言う言葉は昔から世間の常識かもしれません。
しかしそんな常識に縛られ、本来、歩むべき道の人生を知らないまま生涯を終えることもある。
わからないものですね・・・何が正しいのかなんて。
だからこそ長い人生、自分の気持ちに正直に決断する勇気が必要なのかもしれません。
ご両親もいてご兄弟もいるNTさんは幸せ者ですね。