離婚裁判は不調調書がないと成立しない！いきなり訴訟は起こせない！

みなさんこんにちは～

今回は離婚したがる夫が離婚裁判を起こすにあたって必要な手順と言いますかこれだけは絶対に押さえておかなければならないポイントについてお伝えしたいと思います。

夫婦生活に終止符を打つべく裁判所の力を借りて力ずくで離婚を成立させようとする夫もいるものです。

しかしここで重要なポイントが2つあります。

その2点とは以下の通りです。

1. 本当に妻と離婚する決心が付いているのか？
2. 間違った解釈で裁判を起こそうとしていないか？

と言うことです。

後々、裁判を起こすために必要な「不調調書」なる難しい専門用語も出てきますがその辺りはわかりやすく説明して行きますのでこれから妻との離婚に向けて離婚訴訟を考えている夫の方々はぜひ参考にしてください～

離婚裁判に不調調書は必ず必要！離婚訴訟には決められた手順がある！

先程、「離婚を考えている夫の方々を対象にお話します！」なんてことを言いましたが離婚を考えている多くの夫達って実はこの「離婚への決意」が不十分なまま離婚裁判を起こそうとしている人達が多いものです。

離婚をするにあたってまずは家庭裁判所で離婚調停を行いますよね？

その時にこんなことを言い出す夫達がいるのです。

夫が離婚への気持ちが揺らぎこんな事をいいだすケースが本当に多く見られます。

これは私も経験しているのですがいざ離婚するとなると決心が鈍るんですよね。

妻と過ごした楽しかった夫婦生活、かわいい子供達と仲良く過ごした思い出の日々・・・

そんなことが脳裏をよぎった瞬間、離婚への決意が薄れてしまうのです。

こうなっつてしまっては本末転倒です。

離婚する気満々で離婚調停に臨んだ夫が自ら離婚を取り下げようとするわけですから。

もし夫が離婚を取り下げてしまったらその時点で「不調不成立」となり離婚裁判を起こすことは出来ません。

なんて思う方々も多いかと思いますがこの手の夫は非常に多く自分でもどうしたらよいのかわからなくなってしまうのです。

この手の場合は離婚裁判を起こすことは無理な話だと言うことを覚えておいてください。

では次行きます。

今度は夫の決心が固く先程のように気持ちが揺らぐことなく離婚への意志が定まっている場合です。

この場合は離婚調停を起こした際、妻がすんなりと夫の言い分を受け入れてくれればそこで離婚調書が作成され離婚が成立することでしょう。

しかし、ここで問題になるのが妻が拒否した場合です。

大抵の場合は妻側にも言い分がありますので離婚調停の場で揉めることになるのですが・・・

そこで必要になって来るのが「不調調書」と言うものです。

それではここからはこの「不調調書」と言うものが何なのかを見て行きましょう。

離婚裁判に必要不可欠となる不調調書とは何なのか？

まず、この「不調調書」とは何なのかと言えば次のようなものです。

不調調書とは夫婦が離婚調停を行い離婚に向けて話し合いをしようとしますが話し合いが平行線をたどり話がまとまらないことがあります。

その際に裁判官が「こんな夫婦はこれ以上、話し合いをするだけ無駄だ！」と判断した場合、ここで「不調調書」と言うものが作られます。

この不調調書こそが「裁判離婚を起こすために必要不可欠なもの」と言うわけです。

離婚をするにあたっての流れとしては

「夫婦が協議離婚で話合い決裂➡家庭裁判所で調停離婚➡裁判をして離婚をする離婚裁判」と言った流れが一般的ですよね？

この中の家庭裁判所での調停離婚の際に夫婦お互いが納得すれば離婚調書が作成され晴れて離婚成立となりますが意見が決裂した場合は「不調調書」が作られるわけです。

この不調調書なくして離婚裁判は起こせません！

よくこんな人がいますよね？

あれって離婚に向けてな～んにもわかっていない人の言うことです。

離婚することは簡単なことではありません。

結婚はお互いの気持ちが一致すれば婚姻届けを役所に提出するだけでいとも簡単に結婚できます。

しかし、離婚となれば話は別です。

だって夫婦の意見が合わないのに無理にどちらかの言い分を受け入れる必要があり、それさえも拒むのであれば裁判で行くところまで行くしかないからです。

そこにはとてつもない労力と時間を必要とし、人によっては途中で挫折し投げ出してしまう場合も考えられます。

結婚は勢いで出来るが離婚は結婚の3倍もの労力を必要とする！

なんてことわざがありますが今回のお話の中でその意味がおわかりになられたのではないでしょうか？

いずれにせよ離婚なんてものは簡単には出来ないと言うことです。

さいごに

「妻と離婚したい！」そう願う夫の方々も多い事でしょう。

しかし、離婚するためには妻に自分の言い分を納得させ受け入れさせるかそれでも駄目なら「協議離婚➡離婚調停➡裁判離婚」へと段階を踏んだ行動を起こすしかないのです。

この2つに1つの道のりを歩むしかありません。

途中で逃げ出し現実を逃避することなんて出来やしないのです。

離婚するためにどこまで覚悟を決め、自分の意志を貫き通せるか？

誰にすがることも出来ない厳しい現実を迎え入れなければならないことだけは確かです。

気を確かに持ち、離婚が成立するその時まで妻と自分自身との闘いは続く事でしょう。