みなさんこんにちは~
今回は「夫婦間が破綻した状態での不倫について」お話したいと思います。
世の中にはこんなことを考える不届き者がいることをご存じでしょうか?
ど~せ婚姻関係が破綻している夫婦なのでこの際、不倫して例えばれても自分に慰謝料請求なんて出来っこないね!
非常識な人間は自分勝手な解釈でさもそれが正当化されるような自論をもつ傾向にあります。
しかし実際問題、この手の言い訳は通用するのでしょうか?
一般的に見ればどう見てもそんなものは通らないように思えるのですがもし自分の妻が旦那がそのような事態に巻き込まれてしまったらあなたはどうしますか?
他人事では済まない状況に陥ってしまわないためにも婚姻関係が破綻している状態に近い夫婦の方々はぜひ今回、知って頂きたい内容となっています。
過去の不倫裁判で婚姻関係が破綻した状態での不倫は慰謝料請求が却下された!?
今からお伝えするお話は過去に実際にあった不倫裁判の内容です。
以下に簡単に要点だけ述べます。
婚姻関係が破綻している夫婦の状態において不倫をされた側が不倫をした側に慰謝料請求を起こした。
それにも関わらず却下されたと言うのです!!
その理由はなんと!?
夫婦仲が壊れたのはその不倫が原因で壊れたのではないっ!
そもそも夫婦関係が壊れていたからこそ不倫をしたとみなす。
よって夫婦関係が壊れた状態での不倫は違法行為には該当しないっ!
これは嘘のようで本当にあった過去の判例です。
これを読んで皆さんはどう思われましたか?
「うんうん!そうだそうだ!」なんて思う人間は不倫をしたことのある人間ぐらいでしょう。
不倫をする側にとってこんな都合の良い判例が実際にあったと言うのだから驚きです。
しかし考えてみると確かに婚姻関係が破綻していれば夫婦で全く交わりもないわけだし離婚が秒読み段階にある以上、心の寂しさから別な人間と接触を試みるケースが見られるかもしれません。
客観的に見れば「そんなのありえないだろ・・・」と思うようなこの判例も実際に夫婦で何年も別居状態にあるようであれば「自分が構ってあげていなかったから・・・」なんて思うかもしれません。
人は自分の身に災いが降りかかった時、正常な思考ではいられなくなるものなのですから。
婚姻関係の破綻は裁判では容易に認められるものではない!
完全に婚姻関係が破綻していれば不倫が認められてもやむを得ないのか・・・
そんな考えが頭をよぎる方々もいるかもしれませんのでここではっきりお伝えしておきます。
婚姻関係の破綻は裁判で容易に認められるものではないのです!!
もし、もしもですが5年も6年も別居して一切の会話が無ければ婚姻関係の破綻が認められるかもしれません。
そうなると先程お伝えしました過去の不倫裁判のような判例が出ないとも限りません。
しかし大抵の場合はいくら夫婦の婚姻関係が破綻していると言っても稀に会ったり、何かしらコンタクトをとったりするわけで全く夫婦の接触がないとは言えないですよね?
よほど「もうこの夫婦は駄目だわ・・・回復の見込みはないっ!」と思われれば話は別ですが夫側だけでも妻に「はやく戻ってきてほしい!」と連絡をとったり手紙を書いたりしていればそれは阻止できます。
よって婚姻関係が破綻していないのであれば例え夫婦仲がどんなに冷え切っていようとも「不倫をして良い!」なんて権限はどこにもありませんし、「慰謝料請求できない・・・」なんて事があるわけがないのです。
まとめ
例え婚姻関係が破綻している状態に見えても「不倫が許され相手に対して慰謝料請求も出来ない事などない」と言った内容のお話でした。
そもそも不倫裁判においての慰謝料請求は夫婦の関係を壊された側が不倫をした相手に対して慰謝料請求を起こすのであってそこに「婚姻関係が破綻しているかしていないか?」なんて夫婦でもない部外者が判断できるわけがないのです。
婚姻関係が破綻していなければ不倫をした相手に対して慰謝料請求は出来ます。そして「婚姻関係の破綻」は裁判においても容易に認められるものでありません。
だから例え夫に、または妻に別居され離婚されそうな状態に陥っても「最後の最後まで諦めるな!」と言うのはそういうことです。
婚姻関係と言うものは夫婦である以上、例え離婚になろうとも離婚届を出すまでは第三者など介入する余地のない領域なのです。
どこの人間かもわからない相手に自分の夫をそして妻を不倫されておめおめと引き下がる必要などどこにもないのですから。
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